いい人をやめて、生きやすくなった!

自分を固く封じ続けていた状態から一つ一つ重い石をどけて、だいぶ開けている状態になった私ですが、感覚的にも循環具合と言ったらいいのでしょうか。つっかえていたもの・淀むものがなくなって、身体の真ん中に筒状みたいなものがあって、スースーして通りが良くなっている感じです。こうしている今でも、自分と繋がって、一日一日を重ねていくごとにその幅は少~しずつ、少~しずつ、確実に広がっていくようです。
では、自分を封じ続けるためにどんな制限を課していたのでしょうか。
そんなお話をまとめてみましたので、お時間のある時に読んでいただけましたら幸いです。^^

目次

なりたくてもなれなくて、とにかく羨ましかった理想像

気ままちゃん

羨ましかった理想像があったママン?

いつも笑顔で、話しかけやすくて、頼りにされても嫌な顔せずに、
どこか余裕があって、みんなから慕われている。

そんな理想像になりたかったのに、自分はなれない。なんなら、イライラしてしまう。きつくなってしまう。どうして、あの人は笑顔でいることができて、自分にはできないんだろう。
心の中で羨望どころか、モヤモヤした嫉妬を抱き、自己嫌悪、劣等感を感じていたものです。
そして自分の仕事だけでいっぱいいっぱいだったわたしは自分の内面と向き合った時、これまで抱えてきた葛藤からポロポロとたくさんの涙を流し「本当はみんなに慕われて仕事をやめたかった。。。」と打ち明けていました。

『いい人でいるためにいつも笑顔でいなくちゃいけない。』

自分の中でそんな制限を持っていたのです。

ー本当はどうしたいの?

本当は何も気にせず、心の底から笑いたい時に笑いたい。

それがわたしの願いでもあり、いつだって純粋な本音でした。

ゆきー

周りを気にして、笑顔がない自分でいる状態が
すご~く嫌でしんどかったんだと思う。

自分の存在を否定し、ダメな自分を封じ続けた誤り

気ままちゃん

自分を否定していたのかママン。。

自分を否定するのは結構早い段階からあったように思いますが、自ら封じようと決めた自覚はあります。
自分が何か(気に入らないことを)することで親に怒られることがあまりに強く記憶に残っていて、
集団社会に出るとなんだかうまく人と関われなかったり、あの人は離れて行かないよね。と人の反応を試していたり、自然と自分の存在を否定している。そういうネガティブな心の傍ら、気の強い自分がいる。(むしろ、気が強くないと生きていけなかったのかもしれません。)怒りっぽい自分や人に正論を押し付けるところ、そういう一面を出したら人を傷つけるんだと気付く。
自分のダメなところは直さないといけないと信じ、内省(反省)し続け、ガッチガッチに封じ始めました。

目の前に起きた出来事を通して、ダメな部分を否定し、改善していく。

当時はそれが良いことだと思っていたのです。結果的に何かの拍子にダメな自分が出てきそうになると、ふさぎ込んだり、人と距離を取ったり、自分のココロの中で何かわからないけど生きづらい。
でもどうしたらいいか分からない。といった苦しい状態が繰り返されるだけでした。

ゆきー

自分を守るためだったのかもしれないけど
本当に自分に対して苦しいことをしてしまったな。と思います。

いい人でいるために自分に課したルール

気ままちゃん

いい人ルールが出来上がっていったのかママン!

自分と向き合った時に、『いい人でいること』をやめましょう、手放しましょう。
そんな教えをいただきました。

「いい人でいるためにやっていることたくさんあるよね?」と問われ、
「はい、、たくさんあります…(笑)」そのことだけは分かっていました。

それから時が経ったある日に、思い浮かびあがってくる制限をとにかく自由に書き出したのです。
せっかくなので、わたしの方でたくさん書き出したものをベースに
チャットGPTちゃんの力を借りてパターンを振り分けてもらいました(笑)さすが!
全部で6パターンです!

いい人・いい子でいるために無意識にやっていること・思い込み

①【対人関係・他人優先】
  他人の評価・反応・期待に過度に合わせているパターン

👇参考までに【書き換え案】を載せますね。

空気を読まないといけない
 → 空気を読んでもいいし、自分の感覚を大事にしてもいい

必要以上に気を遣わないといけない
 → 本当に大事な人には気を配ってもいいし、自分の快適さも同じくらい大事にしていい

人の顔色を伺わないといけない
 → 人の気分はその人のもので、私は自分の心を感じていていい

自分よりも他人を優先しないといけない
 → 自分を大事にすることは、相手を大事にすることと両立できる

人に気に入られるように喜ぶよういい顔をしないといけない
 → 本当の自分を表現して、それでも一緒にいられる関係が安心

人の言いなりにならないといけない、言うことを聞かないといけない
 → 相手の意見を受け取りつつ、自分の意思を選んでいい

相手の期待に応えないといけない
 → 相手の期待と私の気持ちは別物。応えてもいいし、断っても大丈夫

人の機嫌を損ねるようなことはしてはいけない
 → 人はそれぞれ感じ方が違う。私は丁寧に伝えられれば大丈夫

協調性がないといけない
 → 自分の考えを大事にしながら、必要なときに協力すればいい

常に人の目を気にしないといけない
 → 人の目を気にしてもいい。でも、自分の気持ちを最優先にしてもいい

人間関係が受け身の方が安全だ(自主性がない)
 → 私の気持ちや希望を伝えることで、より安全な関係が築ける

機嫌取りでお手伝いをしないといけない
 → 「してあげたい」と思えるときに動けばいい

【書き換えのまとめ】

人に合わせてもいいし、合わせなくてもいい。
自分の感覚・選択・よろこびを大事にしていい。
私は私を優先していいし、それでちゃんと愛される。

②【感情の抑圧・自己犠牲】
   自分の気持ちを出すことに制限をかけているパターン

【書き換え案】を見る👉

自分の気持ちを心にしまって言わない方がいい
 → 気持ちは感じていいし、安心できる相手に伝えても大丈夫

笑顔でいないといけない(なるべく不機嫌にならないようにすべき)
 → 笑顔もいいけど、ムッとしてても疲れてても、私はそのままでOK

弱みを見せてはいけない
 → 弱さを見せることは、人とつながる力でもある

一人で抱え込んだ方が迷惑かからない
 → 人に頼ることは、相手を信じることでもある

自分が我慢しないといけない
 → 我慢よりも、気持ちを伝えることで関係が深まる

感情表現をそのまま出してはいけない
 → 感情は大切なサイン。表現しても、ちゃんと大丈夫

不満を言ったらいけない
 → 不満は関係をより良くするヒントにもなる

わがままを言ってはいけない
 → わがまま=自分のニーズ。大切に扱っていい

我を出してはいけない
 → 我(自分の個性)があるからこそ、私らしい関係が生まれる

本当の自分でいてはいけない
 → 本当の自分でいることで、心からのつながりが育つ

理不尽なことがあっても怒ったらいけない
 → 怒りは「大切なものを守る力」。感じても、伝えてもいい

欲しいものを素直に言えない(遠慮する)
 → 欲しい気持ちを認めることは、自分を大切にする第一歩

【書き換えのまとめ】

私は感情を抑え込まなくていい。
わたしの気持ちは大切で、感じて表現して生きていい。
自分の内側を信じて、外の世界に出しても大丈夫。

【自己否定・自己制限】
   自分に対して「~してはいけない/すべき」と制限をかけているパターン

【書き換え案】を見る👉

出しゃばってはいけない
 →私の声にも価値がある。話していい

目立とうとしてはいけない
 →私の輝きは、誰かを勇気づける

失敗してはいけない
 →失敗しても私は大丈夫。そこから学べる

自己中になってはいけない
 →自分のことを大切にするのはわがままじゃない

大人しくしていないといけない
 →私には自由に表現する力がある

逆らったらいけない
 →違和感を伝えるのは、自分を守ること

皆と同じことをしないといけない
 →私は私のリズムで生きていい

聞き分けのいい子でないといけない
 →本音を持っている私は愛らしい

真面目に生きないといけない
 →楽しさや遊び心が、私の人生を育ててくれる

【書き換え案のまとめ】

私は私のままで価値がある。
自由に感じ、表現し、生きていい。

【自己管理・過剰な責任感】完璧であろうとする・自分に厳しすぎるパターン

【書き換え案】を見る👉

しっかりしないといけない
 →私は十分にがんばっている。休んでもいい

締め切りを守らないといけない
 →時には余裕を持って、自分を労わっていい

人に迷惑かけてはいけない
 →誰も完璧じゃない。助け合いながら生きている

自分以外の時間を奪ってはいけない
 →私は自分も大切にできる価値ある存在

何事も頑張らないといけない
 →頑張りすぎず、自分にやさしくできる

怒られないように勉強しないといけない
 →失敗も成長の一部。怒られても立ち直れる

全部自分のせいだと落ち込む・責める
 →責任は分け合うもの。自分を責めすぎない

【書き換え案のまとめ】

私はもう十分がんばっている。
完璧じゃなくていい。
私は、もっと自分にやさしく生きていい。

⑤【自己表現の抑制】自分の思い・考えを言語化することへのブレーキ

【書き換え案】を見る👉

意見や思ったことを言ってはいけない
 →私の意見も大切で、伝えていい

必要以上に質問してはいけない
 →分からないことは聞いていいし、それは成長の一歩

人に頼ったらいけない
 →頼ることは信頼のあかし。ひとりで抱えなくていい

人に助けを求めてはいけない
 →助けを求めることは勇気の証。支え合いは人のあたたかさ

【書き換え案のまとめ】

私は声を上げていい。頼っていい。

そのままで人とつながっていい。

⑥【存在の在り方に関するもの】「こうあるべき」な理想像を無意識に演じようとするもの

【書き換え案】を見る👉

手のかからない振りをしないといけない
 →私の存在は、そのままで愛される

大人しくしていないといけない
 →自分の感情や個性を表現していい

本当の自分でいてはいけない
 →ありのままの私が一番大切

【書き換え案のまとめ】

いい子じゃなくても大丈夫。がまんしなくていい。
私はここにいていい。私は、私のままで大切な存在。

今思えば、かなりガチガチに自分を縛り付けて守ってきたんだなと思います。例えば、いい人でいようとするために自分を封じることにエネルギーを使うので、人とお話ししている時、どう言えば相手が喜ぶかたくさんの思考が浮かんでしまい、無難な言葉しか出てこない。結局不自然でぎこちなくなる。そんな自分がますます嫌になる。といった負のループで生きづらさがありました。書き換え案のまとめをひと通り、目にして思ったのは、周りを気にせず「自分がそのままでいていい、自由に表現していること」に許可を出して生きて行くことがとても大切になってくるんだと改めて思いました。

ゆきー

自分を封じて思考でっかちになると
自分がどんどん分からなくなっていくんだよね。
何言われても「ごめんなさい」が口癖だったよ・・・。

安心安全の場で素直な気持ちを出す

気ままちゃん

素直な気持ちを出すママン!

自分を封じ続けてきた人は素直な気持ちを出しても大丈夫だと思える安心安全の場を持つことをお勧めします。「分からない」「頭真っ白」「緊張する」こんなことを言ってはタブーだと感じてしまいがちですが、思ったことを言えることって実はすごーく素敵なこと!そう言えた自分をダメだと思わず、よく言えたね!と褒めて、出せたことを喜んであげてほしいです。「素直に言っていいんだ!」を積み重ねると、しょんぼりしていた自分のココロがむくむくと生き返っていきます。(*´ω`*)!
そして、素直な気持ちを出すことで、本音は本音を呼び、周りの人を安心させる効果があるのです。

わたしがその安心安全の場でずっとモヤモヤしていたことは「ライフコーチをしていないのに、ライフコーチをしています!」と違和感を持ちながら無理して肩書を名乗り続けることでした。違和感というよりは「いや、あなた実績ゼロやん!」そんなツッコミを自分の中で繰り返していたことが辛かったのかもしれません。それだけでなく、当時のわたしは「人の話しを聴くことが嫌だ!」と感じていました。これ以上自分の声をおざなりにしたくなかった。自分の声をちゃんと聴きたかったし、大事にしたかった。そんな葛藤を打ち明けた時、「わたしも人の話しを聴くの好きではないですよ(笑)」「していないことはしてないって言っていい。ライフコーチしているんですよって言えないんです。と正直に打ち明けてもいいんじゃない?」とお言葉をいただいて、受け入れてもらえた。思ってもみなかったやさしい世界が広がって、自分にもやさしい世界はあったんだ!とすごく嬉しかったのを今でも覚えています。自分の中で悶々とするよりも外に出してしまった方が、不思議なもので「あー!言えた!」をやると、どんどん満たされて軽くなって行くんですよね。今もまだ手探り中ですが、肩書や何者かに囚われず、自由に自分が楽しみながら人の役に立つことが出来たら、こんなに幸せなことはないなと思います。

ゆきー

肩書に囚われないで
まず、自分の気持ちを出すことを
大事にしたんだね。

いい人でいようとするから人の裏顔が怖くなる

気ままちゃん

どういうことだママン?

人って、誰と一番会話しているか知っているかい?

そう、「自分」だよ。

自分と一日に6万回も思考していると言われている!

それも無意識に。すごいよね。(⊙o⊙)Wow!

自分で認識している思考はごくわずかだと思うが、

自分の思考は自分が一番知っている。

もちろん、気づきの習慣がなければ、気づかないことも多いだろう。

それから他人の思考は自分からすると見えないし、他人と会話しているそばから自分との対話ばかりだ。

だが、顕在意識の言葉でいくら嘘はつけても、潜在意識の身体は正直なのだ。

無自覚に隠して無理している人ほど、

その人の言っていることと、やっていることの不一致が起きていると、

洞察力がある人であればあるほど、見ている人は違和感を覚える。

自分がいい人像を演じていると、本当はそうじゃない自分を責めているもしくは隠そうとしている時、
自分が作るいい人像とそうじゃない自分を分離して見てみぬふりしているものだから、
現実でも人が怖くなったりする。

残念なことに、嫌われたくないシナリオを生き続けるんだ。

だけど、いい人じゃない自分を受け入れて初めて、それが普通なんだ、それでいいのだと思えた時、
みんな黒いものがあるんだ。そういうものだよね。と現実を通して怖いと感じることは減っていく。

嫌っていく人も好いてくれる人もいる。
全員に好かれることは絶対にないのだ。

不思議だよね。ちゃんと自分の中にあるものを見て
「そんな自分がいてもいいよ。」
そうハグしてあげると、段々と愛しく思えたりするんだから。

ゆきー

いい人である必要もないし
腹黒い自分がいてもいい。
と受け入れると統合して
どんどん楽になっていくよ!

終わりに

いい人をやめて生きやすくなったお話をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。
振り返ってみると、本当にガッチガッチに縛り付けてきたんだな~とその不自由さがちょっぴり懐かしく思います。今でもまだまだ気づいていないことや制限が残っていると思うけれど、いい人をやめてきてかなり生きやすくなって、本当に楽になりました。
他人と自分の境目が混同しやすいからこそ、自分と向き合う時間を大切にする。

「本当はどうしたい?」

常に自分に問い続けて、世間体に合わせて生きてきた自分を手放し、正解を求めるのではなく、できるところから本音を採用していってほしいなと思います。あなたが少しでも生きやすくなることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

1人の時間をとても大切にする内向型人間。
日常を通して、ほわわわんと自分の世界を探求することが好き。
心地いいを追求し、日常の小さなことこそ、
とても大事なのだと日々感覚に意識を向けています。
*好き:散歩・森林浴、岩盤浴・温泉、雑記ブログを書くこと

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